The Kashitaka Blog

Cover Image for 【アメリカ大学院留学】で、結局のところ大学院の寮は安いのか?

【アメリカ大学院留学】で、結局のところ大学院の寮は安いのか?

kashitaka
kashitakaエンジニア / ジョージア工科大学で修士CS

夏休み3ヶ月ほど日本に帰国してリフレッシュしました。久々の更新です。

で、今回は結局のところ寮の方が安いのか否かについてです。

ていうのも、以前この記事: 便利でお得?ジョージア工科大学の院生向け寮を紹介します で僕はこんなことを書きました。

寮の値段設定は近隣の賃貸と比較しても絶妙にいい値段設定をしていると思います。はっきり言って「お得」と言ってしまっていいと思います。

(中略)家具の初期投資分と月々のインフラ代のコストも考えるとむしろ安いのでは、と思います。

(中略)なんだかんだ寮の方がコスパがいいと僕は思います。

ただ、今は考えが少し変わって、「必ずしも寮は安くない」と思っています。

理由は、僕は前セメスターで寮の契約が終わって追い出され、次のセメスターで住む賃貸を自分で探して契約まで終えました。その結果、寮で住むより結構家賃が安くなったからなのでした。

今回はその辺りの話。

寮暮らし vs キャンパス外で1人暮らし

この条件なら ほぼ間違いなく寮の方が安いです。

ジョージアテックの大学院生の寮の賃料は、月換算すると$1375くらいです。これが絶妙に安くも高くもない値段設定なんです。

光熱費・水道・Wifiも含めてこの値段。ただし基本的にはルームメイトとトイレ・シャワー・キッチン・リビングは共用という条件。そして築年数もそこそこ経っている綺麗とは言えない建物です。

んで、快適さを求めてキャンパス外のアパートメントに1人で住もうとすると、賃料は$1500超えます。

もちろん遠くてボロいところに住めば$1000くらいからもありますが、治安や利便性を考慮してそこそこのレベルに住むと最低 $1500 ~ $1600 くらいかかるのがジョージア州のアトランタの相場です。

寮暮らし vs キャンパス外で2人ルームシェア

この条件だと キャンパス外の方が割安になる物件が結構見つかります。 寮よりも綺麗目のところで、2ベッドルーム/2バスルームで$2200~2500くらいで割と見つかります。

つまり2人で折半すれば 大体1人$1100~でまともなとこが見つかります。 (ただしここにインフラ代が加わる)

寮は知らないルームメイトとランダムにアサインされて、トイレとシャワーは共用です。一方、キャンパス外なら基本はトイレ・シャワーは個人ごとに専有。ルームシェアできるだけの仲の友人がいるならキャンパス外で一緒に住んだほうがいい。という感じになってきます。

寮ぐらし vs キャンパス外で3人ルームシェア

この条件なら キャンパス外の方がさらに安くて綺麗なとこが見つかります。 3人で割り勘すれば1人$1000~で綺麗で新しいとこに住めたりします。実は僕はこの条件で住んでます。

寮の賃料$1375と比べれば月$300は圧縮できるので、年換算のコスト削減インパクトはバカにできないレベルになってきます。

欠点は 3ベッドルーム/3フルバスルーム の賃貸の在庫は市場にあまりないことです。3ベッドルーム/2フルバスルーム+1洗面所とかになったりします。

アパートメントでたまに見る割引でさらに安く

いくつか内見にいったり、アパートメントのウェブサイトを見てると、たまに割引セールやっているのを見つけます。よくあるのは最初の2, 3ヶ月の賃料が無料みたいなのです。これが結構でかい。

仮に3ヶ月無料だとして、月の1人あたりの賃料が$1100だとすると、12ヶ月リースのうち実質9ヶ月分しか払わないので、それを12ヶ月換算して平均すれば月の賃料が$825程度になります。

若者に一般的なルームシェア

アメリカに住んでいる友人でルームシェアをしている/していたという人が僕の周りにもよくいます。

学生だけじゃなくて社会人3~5年目とかくらいの人でもルームシェアしていたりします。日本人の感覚からしたら「なんで??」となるわけで、僕も最初はよく分かってなかったのですが、考えてみれば結構理にかなっています。

というのも上記の通り、まずアパートメントの賃料は非常に高く、シェアすれば月間数百ドル単位で賃料を下げられます。

また、日本と違って、アメリカのアパートメントは1ベッドルームに1つのトイレとシャワーがあることが多いです。そのため日本のアパートよりルームシェアに適した作りになっています。

上記の事情からアメリカの若者はルームシェアをする人が割と多いわけです。ルームシェアはアメリカ生活の難易度を下げる重要な戦略ということなのです。

ハードルはルームシェアできる友人を見つけられるか

まあただ、安ければなんでもいいから誰とでもルームシェアしたいかといえば、まあ無理な話です。

僕は寮にいた時はランダムに組まされたルームメイトとはソリが合わず、そいつの宗教上の独特の習慣から結構ストレスが高かったです。

他にも、生活音に関する考え方、洗濯機や洗面所の衛生感の違いでルームメイトと価値観が合わないでいる友人も見てきました。

加えて、アパートの賃貸契約はルームメイトと共同で結ぶので、それなりに信頼できる人間でないと、万が一飛ばれたときに自分が賃料を払うリスクがあります。

なので、最大のハードルは「こいつ(ら)とならまあ住めるかな」というレベルに足る友人を見つけることだと思います。

ちなみに、日本人なら極東アジア系とはうまくいくことが多いという話を聞きます。韓国や台湾の友人を見つけたら大事にするといいと思います。

寮にいる間は準備期間

新入生は最初の1年か半年は、高くも安くもない寮に住まわせてくれます。僕はこの期間はつまり、「寮から追い出されときに一緒に住む友達を見つけましょうね」期間だと今は解釈しています。

まあ、とは言っても、そんなに焦ってルームメイト候補を探せという話でもないです。普通に大学院生活を送って自然にできた友達と機会が合えばルームシェアすると割と得する。というくらいの話です。(経済状況によっては必死に探す必要がある人もいるかも?)

実を言うと、僕も最近までルームシェアしようなんて考えは全くなく、「寮より賃料上がっちゃうけど快適な1人暮らしするかー」とか思っていたところに、前セメスターで知り合った友人2人からルームシェアの提案があったので乗っかったのでした。

家探しは3人の問題として進めたので、議論などの煩雑さもあった反面、入居審査や引越しや契約面などはお互いカバーしながら進めたので楽できた部分も多かったです。

最後に

というわけで、今回は結局大学院の寮は安いのか?という話ですが、結論としては「条件によりつつも、ルームシェアすればフツーに綺麗なところに安く住めまっせ」ということになります。

ルームメイト探しが最大のハードルになりますが..。できれば同じ日本人の同居人なんか見つけるのが一番手っ取り早いかもですね。クソ高いアメリカでの生活費を大きく下げる戦略の1つということで頭に入れておくといいと思います。


More posts about アメリカ大学院留学

kashitaka
kashitaka

ソフトウェアエンジニア。アメリカのGeorgia TechでCSの修士課程に在学。 ブログでアメリカの生活のあれこれを書いていきたい。 経歴:埼玉育ち→東工大→新聞社→リクルート→ベンチャーCTO→(株)サイカ→CSを学びに渡米