ウズベキスタン子連れ旅行-サマルカンド編

5歳の息子と2人で行くウズベキスタン旅行。ヒヴァから15時発の寝台列車に乗ってきてサマルカンドには夜の12時半ごろに到着した。
深夜のサマルカンド到着
サマルカンドで正直一番しんどかったのはこの深夜到着だった。基本ヒヴァから列車で移動する場合はサマルカンドだろうとタシケントだろうと深夜到着になる。鉄道の選択肢がないので。
列車がサマルカンドに近づくと、寝ている他の乗客に気を遣いつつも荷物をパッキング。そして駅に到着すると同時にベッドで熟睡している子供を起こしたのだが、起こしてもクテンとベッドに倒れ混むだけで起きない。こっちも自分の荷物があるので抱っこするわけにもいかず、しつこく起こしてなんとか歩かせたが、機嫌は最悪で大泣きしていた。
こんなことだろうと思ったのでホテルは駅前にあるものを予約していた。サマルカンドのホテルは観光地付近に多いのだが、駅は観光地から少し離れていて観光には不便である。ただ、さすがに夜の12時にタクシー呼んで観光地まで移動するのは億劫だし、万が一トラブルがあったらダルすぎるので駅近のホテルにした。
ホテル: Old Station Hotel (Google Map)
レセプションは24時間対応で、夜中の12時過ぎでもすんなりとチェックインでき、部屋に入って即消灯すると息子はすぐに寝てしまった。
市街地を観光
翌朝はゆったり9時ごろ起きて朝食を食べて散策開始。まず駅前からタクシーでシャヒー・ズィンダ廟群に移動し、観光。子供にとってはつまらない場所だろうと思ったが、意外と興味を持ってくれて全部の霊廟とモスクを回った。イスラム建築の複雑な幾何学模様が興味を誘うのかもしれない。モスクではちょうど礼拝中で息子は神妙な面持ちで様子を見ていた。
続いてショブバザールへ移動。タクシーで行くには微妙な距離なので徒歩で移動した。ただこの日はガッツリ歩くことが予想されたので後で息子が電池切れしないように、おんぶして歩いた。息子の体重は20kgちょい。疲れた。

ショブバザールではカフェに入り、子供向けにレモンジュースとラグマンを注文。ウズベク料理はあまりハマってない息子もラグマンは「トマトうどん」という名前で教えていたので警戒せずによく食べた。食わず嫌いを発動させないために馴染みのある名前で呼ぶのが大事である。例えばプロフは「チャーハン」、サモサは「肉まんパン」、シャシリクは「焼き鳥」と言って馴染ませ、なるべく多く食べさせようと努力した。
トラムでホテルに戻る
ショブバザールでいくつか土産物を買ったあとはホテルに戻ることにした。昼寝を挟まないと息子が夕方ごろには疲労で爆発すると思ったからだ。
電車好きの子供のリクエストで、ホテルへはトラム(路面電車)で帰った。バザールからトラム駅は少しだけ離れていて、例の如く息子が疲れないようにおんぶして歩いた。徒歩サマルカンドは温暖な気候なのか11月でも昼は暑くて、おんぶして歩いていると汗だくになった。
トラムは10分ほど待ったら到着した。トラムの走行は遅く、しばしば線路の上を塞いでいる車に邪魔されながらノロノロとサマルカンド駅へ向かった。乗客には学生が多く途中は満員電車になった。電車の中は日差しと人混みで暑かった。
窓から見えるサマルカンドの景色はタシケントよりも生活感があるように感じられた。タシケントは共産主義時代の整然とした計画都市という感じで幅広い道とまばらな建物という感じだが、サマルカンドは小さい商店や飲食店が並んでいて古くからある都市という感じで結構好き。
息子、昼寝せず
ホテルに戻って子供に「寝なー!」と言ったが昼寝せず。午前中におんぶして移動しすぎたのが仇になった。体力が有り余っている。この旅行での息子の生態として毎日午後にはホテルで自然と寝落ちしていたのだが、この日は普通にテレビを楽しんで入眠せず...。
というかこの旅行を通して日に日に元気になっていく息子。俺は日を追うごとに体力が削られて疲労が溜まっているのにどういうこと?さすが子供は未来を生きる存在だ。旅行というイレギュラーな生活パターンすら順応してしまっているようだった。ちなみに歩数も測定していたが、毎日19000歩以上歩いて、しかも日に日に歩数が増えているのだった。
2時間ホテルで休んでいても一向に寝る様子がないので、16時ごろに再び街に出た。昼の続きでショブバザールからレギスタン広場まで散策。
レギスタン広場など
とりあえず適当なレストランでおやつを食べる。子供にはソーセージパンをチョイス。これはよく食べた。「もう一個食べたい!甘いのがいーい!」と言うので、追加で甘いパンを買ったら、息子、一口食べて「くるみ入ってる。いらない」と食事終了。ウズベキスタンに来てから食の警戒レベルが上がっており、何か一つお気に召さないと食事が終了するのであった。余った甘いくるみパンは俺が食したが無駄に腹いっぱいになった。
レギスタン広場までの広い歩道はいろいろとお土産屋が多いと想像していたが、結構閑散としていた。
レギスタン広場も無難に観光。息子は何故かこの日は体力が無尽蔵に湧き出てきて、そこらじゅうを無駄に走り回っても全くバテる様子がなかった。なんなんコイツ...。午前中あんなにおんぶして体力セーブしたのに。というかそれが裏目に出てしまった。
夜飯そして就寝
大人はというと疲労困憊。広場の近くにいい感じのレストラン: Emirhan Restaurant(Google Map)があったので飯。さすがにビール飲んだね。

ホテルに戻るとシャワーを浴びて子供はさっさと寝てしまった。夜は部屋のトイレが流れないトラブルがあったが、ホテルのスタッフがすぐに対応してくれた。修理のために部屋に来たスタッフ達は寝ている子供を起こすまいと小声で物音を立てずに修理してくれて、その気遣いに感謝した。
おわり
てことでサマルカンドには夜行で到着し、翌日1日観光。そして翌朝8時の電車でタシケントに向けて立ち去った。なので1日しか行動日がなかったのだけど主要な観光地は駆け足に巡った。
もし数日あるなら旧市街の落ち着いた場所にホテルをとってゆったりと街の散策をしたいとは思う。点在する歴史的なイスラム建築を1つ1つじっくり観察しながら暮れていく夕日に旅情など感じたいところだったが、どんどん先に進む息子に引っ張られてどうしてもザッと見るだけになってしまった。もちろん文句言わずに着いてきてくれるだけでもありがたいのだが、そういう意味ではこの街の滞在はあまり楽しめたとは言えないのかもしれない。主要な観光地を巡って疲れてしまった滞在だった。




