ウズベキスタン子連れ旅行-ヒヴァ編(砂漠もあるよ!)
5歳の息子と2人で行くウズベキスタン旅行。タシケントから14時間の寝台列車に乗ってヒヴァへ。随分遠くまで来たもんだ。
少し距離はあるが、ヒヴァ駅から歩けそうなので歩いて行くことに。途中レストランで昼食を食べつつゆっくりと向かった。
到着
駅からまっすぐ続く石畳の道を歩いて、東門からお土産屋の通りを抜けて城壁内に入った。東門と西門は歩行者のみで、北門と南門は車が通れるようになっている。
ホテルまで無事に辿り着き、チェックインして入室すると息子は自然にお昼寝タイムに突入。今日は寝台列車で揺られていただけの半日だったが、連日の移動や異文化ショックで疲れているのかもしれなかった。昨夜の寝台列車もよく寝れたか分からなかった。列車が走っていると眠れたが、停車すると目が覚めた。でもすぐに朝になった感覚もあるので寝れたような気もする。息子も同じような感じだったらしい。
息子はたっぷり3時間の昼寝。このお昼寝付き添いタイムが毎回暇である。観光地のホテルで子供の寝顔を眺めながら日が暮れいてく虚無感よ。でも昼寝時間を減らすと疲れて爆発しかねないので我慢。散策したい気持ちを抑えつつ読書などして過ごす。
ヒヴァ観光
子供にとっては全く面白くない場所だろーなぁと思っていたが、息子は散策を楽しんでいたようだった。街の雰囲気が日本と違いすぎるのが楽しかったのか？分からない。「迷路みたい！」と言って喜んで街の隅々まで踏破した。
とはいえ博物館なんかをゆっくり見る感じではなかったので、サクッと無料で入れるマドラサ等を中心に見学。Islam Khoja Minaretはお金を払って入場しててっぺんまで登った。
城壁の上も有料で入場して歩けるようになっていたので上がった。城壁上の入り口は北門にある。ここで盗賊が来たらどう撃退するかを子供とめちゃ話した。
砂漠へ
ヒヴァの滞在は2泊3日の予定で、滞在2日目はヒヴァから車で2時間ほど北に行った砂漠にあるAyaz Kala要塞に行った。
砂漠と要塞をめぐるツアーは街のホテルでも参加できるようだが、我々はBooking.comで見つけた古い要塞へのガイドツアー(Booking.com)から参加。事前に予約できて支払いも事前決済なので安心である。ツアー内容は3箇所の要塞を回る6時間の行程だが子供は途中で疲れるだろうと予想できたので、事前にガイドには子供の様子を見て疲れてたら途中で帰るようにして欲しいと言っていた。
ガイドによると5歳の参加者は初めてだそうだ。ウズベキスタンの子供が5歳のときに受ける儀式の話や子育てや家族の話をしながら砂漠に向かった。子供は行きも帰りも道中は寝ていた。
砂漠につくと、息子は人生初の砂漠で、まずは砂遊びを始めて山を作り始めた。なるほど、広大な砂場と解釈したようだ。自分の感覚で環境を理解しようとしていて面白い。ガイドによると現地の人も子供の時に砂漠に来ていて、来るとみんな最初に砂遊びをするんだとか。
子供向けでない観光スポットのためどうかなーと思っていたが、息子はじっくり砂漠と要塞の散策を楽しんでいて予想外の反応だった。発見された時は宝もたくさん見つかったという話をしたら自分でも見つけようとしていた。
たっぷり2時間ほど散策でき、子供も一言も不平不満を漏らさず楽しめて親も大満足である。車に戻ると3箇所目の要塞も行くか？とガイドに尋ねられたが、息子に聞くともう疲れたから街に戻りたいということで、ここでツアーを切り上げ街に戻った。
ヒヴァのパン焼き体験
ヒヴァの滞在最終日は列車の出発まで時間があったのでヒヴァのパン焼き教室に参加。これもBooking.comから申し込んだツアーである: マスタークラス-ウズベキスタンパン（ヒヴァ）(Booking.com)
このツアーは1時間程度でサクッと終わるし、子供も楽しめる内容なので子連れでヒヴァに行く人には是非お勧めしたい。お店の人のサポートが手厚いので子供でもちゃんとパンが焼き上がる。ヒヴァのパンに独特なスタンプで模様をつける工程は子供も喜んでいた。
パンはシンプルで、材料は小麦とドライイーストとミルクと塩。砂糖やバターは入れない。砂糖なくて膨らむんかな？と思ったが、発酵が1次発酵しかしないので大丈夫なのかも。生地を伸ばしたらスタンプで穴を空けて独特の模様をつける。これは理由がよく分からんが焼いた時に膨らまないようにしてるのかな？
焼くのはタンドール窯で焼く。これは日本の一般家庭では無理な工程だ。タンドール窯の火は綿花の木を燃やしていた。近隣では綿花栽培が盛んで、綿をとった後の枝はこうして燃料として活用しているんだと思う。
おわり
ヒヴァの旧市街は綺麗で治安もよく子供連れでも安心である。街全体もこじんまりしていて子供の足でも散策しやすいし、前述の通り砂漠ツアーやパン焼きといった変化のあるアクティビティもあり、子連れ旅行者にお勧め。今回のウズベキスタン旅行ではタシケントとサマルカンドも行ったが、ヒヴァが一番落ち着いて楽しめたと思う。
そんな感じでヒヴァの2泊3日の滞在は終了。我々は再びヒヴァ駅に戻り、サマルカンドに向けて15:14発の寝台列車に乗ったのであった。
