ウズベキスタン子連れ旅行-寝台列車編

5歳の息子と2人でいくウズベキスタン旅行。ウズベキスタンで寝台列車等の鉄道に割とよく乗ったのでその話。部屋のタイプなども写真を撮ったので紹介する。
車窓
窓から見えた景色を動画に撮りました。ご覧ください。
タシケントの鉄道駅
まず重要なことは、タシケントには2つの鉄道駅がある。 「タシケント駅」と「タシケント 南 駅」だ。
比較的短距離の日中に運行する列車はタシケント駅から出発するが、ヒヴァなど長距離をいく寝台列車はタシケント南駅を出発する。
下の画像はネットで予約した我々のチケット。

駅名がキリル文字で書かれていて、「タシケント」はアルファベットのノリで読めるが、「南」の部分の文字はよく分からなくて読み飛ばしがち。ただこれは「南」と書いてあるのでタシケント南駅に行くこと。
自分は間違えて一度ただのタシケント駅に向かってしまって、駅でパン屋の定員さんにプラットフォームの場所聞いたら「お前駅間違ってるぞ!」と言われて急いで南駅に向かった。
まあそんなこともあるので、切符の駅名をよく確認するのと、時間に余裕を持っていくといい。ちなみに、無印タシケント駅と南駅の距離は6km程度でタクシーで20分もあればつくと思う。
予約
ネットに日本語記事も多いので割愛。ただ2025年10月現在、PCのブラウザ版は途中で進まなかった。スマホアプリ版でやるべし。
スマホ版でもクレカまでいけなかったりする。何度かやり直したり、アプリを削除して再インストールするなどしてリトライすべし。
一等寝台(SV)

2つのベッドがある鍵付きの個室で、防犯面でも騒音面でも子連れ旅行にとってはすごい安心感がある。アメニティとしてボックスティッシュも置いてある気の利きっぷり。値段は2等と比べると倍くらいはするが、それでも鉄道運賃+ホテル1泊の値段と考えると安いと感じる。
欠点は予約がすぐに埋まる。比較的閑散期と言われる11月の予約でも1ヶ月先でないと空いてなかった。この一等寝台の空き状況が旅行計画のボトルネックで、この座席を取る見通しを立てた上で飛行機等をアレンジしていくと良いかもしれない。
我々はタシケント → ヒヴァの14時間の行程で利用したが、乗車後10時間経って完全に電車に乗り飽きた子供がグニャグニャになっても2人個室であればほぼ放置で問題なく時間が経過する。
二等寝台(Coupe)

4つのベッドがある鍵付きの個室。4人旅だとこれでピッタリだろうが、2人旅だと当然他の乗客がいるのでそれなりに遠慮する。夜に他の乗客が途中乗車/下車すると騒がしくなるので子供も起きたりする。ただ座席数は多く予約は取りやすい。
一等と比べるとボックスティッシュがなかったり窓にカーテンがなかったりと多少グレードは落ちているものの、ベッドの寝心地は変わらない気がする。
我々はヒヴァ → サマルカンドの9時間の移動で利用した。理由は一等車両が空いてなかったというのと、サマルカンドの下車が夜中の1時前で仮眠程度で利用するなら別に良いかなと思ったので。
実際、途中のヒヴァ-ブハラ間の6時間は他の乗客がいなくて我々の貸切部屋としてリラックスできた。ブハラで相部屋の2人の乗客が乗ってきたが子供は神妙にして大人しかったし、乗ってきた乗客も就寝準備を終えるとすぐに消灯して寝ていた。
余談だが、ウズベキスタンの人々は割と乗車マナーがいいように感じた。おそらく、子供の時から何度も寝台列車を経験しているのだろう。他の乗客に対する物音や照明の配慮にも慣れている印象を受けたし、2段ベッドに上がるのもベッドの準備も手際良く済ませていた。
特急電車

タシケント→ブハラ間など比較的短距離で日中運行する電車はベッドがなくこの形態になる。発着駅もタシケント南駅ではなく、無印タシケント駅の方。
まあ日本の特急と同じく乗って座っているだけ。なんか偶数番目の席だと窓と窓の間の壁が邪魔して若干景色が見ずらいか?とか思ったけどまあ車両によると思うし分からない。我々は一番後ろの席とって外はよく見えた。
食堂車と車内販売
乗る前に食料を買っておけ!
ネットで食堂車があるという情報を読んでいたので期待していたが、タシケント-ヒヴァ間とヒヴァ-サマルカンド間で利用した2つの寝台列車にはどちらも食堂車がなかった。
さらに夜10時発のタシケント-ヒヴァの列車に関しては夜間発のためか翌朝になっても車内販売がなく、我々は飢えた。幸い前日に買っておいたビスケットとチョコケーキがあったので、それらを朝ごはんとして子供に与えてなんとか下車の13時まで持たせた(もちろん俺は何も食わず)。もしあの時何もなかったら、起床とともに子供の「お腹へった」の怒りとクレームを受け止め続ける6時間になっていただろう。ゾッとする。
サマルカンド-タシケント間で乗った寝台ではない日中の特急電車には食堂車があった。ただこれも飲み物とスナック菓子やサモサ等の軽食しかなく、事前に得ていたラグマンやプロフなど暖かい食事が食べれるという情報とは随分とギャップがあった。乗車前には念の為に駅で食料を買うといい。
5歳の子供の様子
果たして子供は14時間も1つの電車に乗ってられるのだろう?というのは多少不安があった。「降りたーい!」という爆発が起きたらどうしようと。
これに関して、5歳の息子は日本でも電車好きのためかワクワクして乗っていた。むしろ日本の電車よりも落ち着いて乗っていたかもしれない。というか日本の電車でやる座席から外れてグニャグニャしたりするのをそのままやってたけど、寝台列車はベッドがあるので問題にならなかった。とにかくベッドの上でずーっとゴロゴログニャグニャしていた。個室最強。
なんかベトナムの南北統一鉄道はハノイ-ホーチミン間で28時間もかかるらしいので、そこもいつか子供と挑戦してみたい。
路面電車(トラム)

おまけで鉄道仲間としてついでに路面電車も紹介。サマルカンドの街でサマルカンド駅前から発着している。電車好きの男の子なら乗りたがるはず。
降車時に距離関係なく同じ料金を払うシステムっぽい。時刻表はあるのかよく分からない。始発駅では人が結構乗ったタイミングで出ているような感じがした。10-15分に1回くらい来る。タクシーより断然安く、断然遅い。
途中駅は学生を中心に結構人が乗ってきて満員になるので市民の足として活躍している感じ。
長距離鉄道の路線
完全にどーでもいい情報だが、『地球の歩き方Platウズベキスタン』2023年版の地図では「開通予定線路」と書かれているブハラ-ウルゲンチ間は2025年11月現在すでに開通しており、我々はその広大な砂漠の中を突っ切る新しい路線を行った。(『地球の歩き方』ではナヴォイ-ハザラスプ間に線路が引かれているが、実際はブハラも経由する。)
昔のブハラ-ヒヴァ間はトルクメニスタンに出てアムダリア川に沿って走る路線だったようだ。その車窓も気になる。今は広大な砂漠を突っ切るルート。それもそれでいい。
おわり




